ラジアンではなかった話

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コンクリートやモルタルを作る時にセメントを使う。
セメントと砂を混ぜたものがモルタルで、それに砂利を加えたものがコンクリートだ。
石を積んだりする時にはモルタルを使い、コンクリートブロックの基礎にはコンクリートを使う。

セメントはポルトランドセメントと呼ばれるものなのだが、私はポルトラドセメントかと思っていた。
以前に外構屋さんがポルトラドセメントとかポルトラッドセメントといっている風に聞こえたからで、特に調べもせずそう思い込んでいた。
ポルトラッドって何かな?ラッドってラジアンのことなのかな?建築屋さんでもラジアンは使うんだろうな、位なものだった。
で、最近になってセメントの袋にポルトランドセメントと書かれていることに気づいた。
ポルトランド?ポルトラドとポルトランドがあるのかな?
と思って調べてみたら、ポートランドのことだった。
ポートランドで採れるポートランド石と色合いが似ていることから、ポルトランドセメントと呼ばれることになったとか。

セメントと言えば秩父が有名だ。
武甲山は石灰石で出来ていると言われる位の山で、これがセメントの原料になる。
良質な石灰岩が採れることから、これを原料にしたセメントは100年以上前から作られている。
日本最大の石灰岩の採掘量を誇るのは、大分県の津久見と書かれているものもあるが、秩父と書かれているものもある。
石灰石は掘り尽くせばなくなるので、やがては輸入に頼る日が来るかも知れない。

と言う訳で、セメントとラジアンは関係なかったというお話である。

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この記事へのコメント

  • 安芸区の飛び丸

    似たような話ですが馬鈴薯生産者の従兄弟はメイクイーン種の馬鈴薯をメンクイと呼んでいたので、この芋は購入者を選ぶ芋かと言った事が有ります。
    2024年02月18日 17:57