円安はいつまで続くのか

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バブル経済の終焉後、日銀は金融緩和を行わなかった。
理由はバブルの再燃を恐れたためだ。
飢え死にしそうな人間に、食べ過ぎると成人病になるからやめておけと食事を与えないようなものだ。
これによって景気回復は遠ざかり、平成不況へと突入していくことになる。

当時経済学者や評論家は、日銀が変わるためには20年を要すると言った。
その理由としてバブル経済を経験し、金融引き締めこそ必要だと説いた爺さん達が退陣するからだ。
これらの人間が活きて(生きて)いる限り、方針は変えられない、方針を変えれば先人の施策が失敗だったと決めつけることになるからだと言う。

そして20年以上が経過し、バブル時代に猛威を振るった爺さん達が消えた。
そして日銀は金融緩和に踏み切る事になる訳だが、もはや手の施しようのない所まで経済は落ち込んでしまっていた。
ゼロ金利だ、マイナス金利だとやった事は評価出来るとして、今度はそこから方針を動かせなくなった。
まさかこのまま20年間ゼロ金利で行くわけでもあるまい。

20年或いは30年という年月、日本の於いては様々な分野で必要な時間だと言われる。
誰かが決めたことを忘れるために必要な時間、その人が退陣するまでの時間というわけだ。
決定した判決に対しての再審請求も同じで、現役だった裁判長が生きているうちは再審請求は認められないみたいな話がある。
時代と共に証拠判定技術なども変わってくるわけだから、当時の裁判長への忖度に何の意味があるのだろう。
これも一つの老害というか、俺が決めたことを後からひっくり返すのかと、頭から湯気を出しちゃうんだろうな。
若者はそんな年寄りの言うことを聞く必要もなく、合理的理由で再審の請求があったので再審手続きを開始するだけです、何か文句がありますか?とでも言えるようになってくれないと。

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