700MHz帯は有効活用されるのか?

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楽天モバイルに700MHz帯が割り当てられた。
楽天は2026年までにサービスを開始したいとする。
決算説明会では、2023年内のサービス開始を匂わせていたものの、実際に割り当てが決まった今は2024年中にはサービスを開始したいと、いつもの事ながらトーンダウンした。

2036年までにエリアカバー率を83.2%とするため、年間約9億円(9000億円ではない)の設備投資を行う。
業績予想では2026年に単年度黒字を達成したいとしている。
これも当初は2023年には単年黒字を達成すると吹いていた。

ずいぶんのんびりした開設計画なのだが、カネがないから仕方が無いか。
という意見に対してIT業界30年とかいうX利用者は、ガキが何やらホザいているが、J-PHONEなどもっとエリアは狭かったと爺さんぶりを主張の織り交ぜてくる。
ウチのPCは遅いんだよねと書き込んだ途端に、「お子様が遅いと言っていますが、無印9801はクロック周波数5MHzだったんだよ」みたいな事を書き始めるだろう。
時代に取り残されながらも、自分は現役だと信じている怖さを感じてしまった。

ソフトバンクは900MHz帯が割り当てられたら、凄い勢いでエリア整備をすると言った。
無線機を交換するだけの簡単な作業だから、あっという間にエリアを広げられると豪語した。
勿論そんなことは出来なかったけど。

楽天は仮想化だから簡単に700MHz帯の運用が開始出来ると言っている。
一部の地域でサービスを開始し、予定より1年も前倒しで頑張ったぞ、偉いだろうと言い始めるかも。
逆に2026年までに準備が整わず、戦争のせいでロシア人労働者の力が借りられないみたいな話になったりして。

楽天モバイルは個人向けの3つめの料金プランを新設した。
マルチデバイス用のサービスかと思ったらそうではないようで、AppleWATCHなどを別の電話番号で使うサービスだとか。
マルチデバイス用のプランは550円で提供されていて、これとは別に(別の番号で)使うためのものか。
別番号にすれば契約者数をかさ上げ出来るのだが、1,078円では競争力的にどうなのだろうか。

石川氏は「本来であれば、総務省は無理やり割り当てようとしている3GHz幅だけでなく、もっと楽天モバイルにつながりやすいミッドバンドを割り当てるべきだ。」(ママ)
と書いている。
割り当てのためには他社の割り当て帯域を削るか、他の無線局の周波数を再移動させるしかない。
2036年頃を見据えて700MHz帯の再々編成だとか、もしかしたらTV局が潰れてしまうかも知れないので、そのあたりを鑑みながらでも良いとは思うけど。

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