給湯器制御失敗

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スマートコンセントによる給湯器の電源ON/OFFがうまくいかなかった。
給湯器のコントローラがスリープ状態になっている時に電源ボタンを押すと、電源操作ではなくスリープ解除の動作になる。
通常電源が入っている状態で電源ボタンを押すと電源が切れる。
しかしスリープ中に電源ボタンを押すと、電源が切れるのではなくスリープが解除される。

そもそも給湯器がスリープ状態かどうかなど分からない(たとえ電源LEDがセンス出来たとしても分からない)訳で、表示デバイスをセンシングする位しかない。
これをちゃんとやるならPICを使った方が楽だ。
表示器のバックライトを検出して、バックライトが点灯していなかったらスリープ中だと判断し、電源ボタンを1度押してスリープを解除、もう一度電源ボタンを押して電源を切る。
PICを使えばスマートコンセント出力の微分も不用になる訳だが、PICを動作させる電源が必要になる。
まあリモコン内部の電源を拝借しても良いのかも知れないが、面倒すぎる。

そこで動作タイミングを変更してみた。
給湯器をOFFにしてから散水を開始するのではなく、散水を開始して給湯器が自動的にONになった状態で、給湯器をOFFにする。
これなら給湯器がONになる時点でスリープ状態から抜けるので、給湯器は正しくOFFになるのではないか。

もう一つ、スイッチの線を引っ張り出す事が気になった。
たいしてインピーダンスが低くない線を引っ張り出す訳だし、スイッチはワンチップコントローラに直結だろう。
リレーを使ったので駆動用の電源とは絶縁されているとは言うものの、線の長さが1m位あるのでちょっと気になる。

リモコンを壊すと面倒なので、フォトカプラを入れる事にした。
だがSMDのフォトカプラは手持ちがなく、基板上の空いている所にDIPのフォトカプラを無理矢理くっつけた。
スイッチの近くはスイッチのプラスチックプレートがある部分で、高さによってはスイッチが押せなくなる。
フォトカプラを付けた場所は、電解コンデンサのシルクがあった。
型番違いのモデル用か何かで電解コンデンサを実装する場合もあるのだろう。
そこの場所が空いていたので、そのGND側にフォトカプラのエミッタ端子を半田付けした。

フォトカプラを使うなら、駆動側はトランジスタでも良い。
フォトカプラのLED側を直接ドライブすると、中間値が出来てしまうかも知れない。
フォトカプラに直列にツェナーダイオードでも入れれば行けるか、増幅度が足りないかな。

回路としては従来通りリレーでワンショットを作り、リレー側から電流を供給してフォトカプラをドライブする。
これで外部からノイズが乗ったとしても、リモコン側への影響は抑えられる。

給湯器の状態によって電源ボタンの動作が違うのは嫌だなぁ。
電源LEDの読み返しが出来ない以上、目的とした状態になっているかどうかの確認が出来ない。
水道配管工事を急がなくては。
地下に散水栓を付けると、水槽用のRO浄水器への配管も簡単になる。
メリットが多い事は承知しているのだが…

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