デフォルトでは「配信を希望する」にチェックが入っていて、これを外さないと宣伝メールが山ほど配信されてくる。
楽天慣れしていればチェックを外す事を普通に行うが、チェックが外されにくいようにページが構成されているので、慣れないとチェックを外さないまま決定ボタンをクリックしてしまう。
例えば商品の購入時に、購入ボタンのずっと下の方に宣伝メール配信のチェックがあるなどだ。
Aliexpressでもヨドバシカメラ通販サイトでもユニクロでも、カード情報を「保存する」にチェックを入れない限りはクレジットカード情報は保存されない。
しかし楽天はクレジットカード情報入力欄で「保存しない」を選ぶことが出来ず、宣伝メール配信の設定などの所で「保存しない」を選ばなければ、デフォルトは「保存する」になる。
いったん保存した情報を削除することは出来るが、削除されにくいように(操作が面倒に)作られている。
カード情報を「保存しない」設定は、カード情報入力画面と関係の無い別のページに持って行くことで、クレジットカード情報を保存させようとする。
何故楽天でクレジットカード情報を保存したくないかというと、過去に何度か不正ログイン事件が起きているからだ。
不正ログインによって登録者情報が盗まれたり、勝手に買い物をされたり、ポイントを使われるなどがあった。
楽天はパスワードの使い回しが原因であり、楽天側に非はないとした。
しかしパスワードは使い回していないという人が名乗り出たりしたわけで、自ら注意するしかないかなと思った次第だ。
その事件以降も二段階認証などは取り入れられておらず、セキュリティは甘い。
昨日書いたカード更新時にリボ払いにされてしまう件も同様で、更新時には「リボ払いにする」にチェックが入っている。
楽天の悪さを知っている人は気をつけるかも知れないが、見逃してしまう人も多いだろう。
そもそも見逃しやすいようにしてあるだろうし、だから問題になる。
通常カードの更新とは、有効期限が更新されるだけでサービスの内容は変更されない。
もしも変更がある場合は、更新時に変更項目が明示される。
なので新しいカードが送られてきたらそれを継続して使い、リボの設定までは見ないよなぁ、普通は。
利用者が気づかないでリボ払い設定をするのは「勝手にリボ払いになった」ではなく、設定に気づかない本人が悪いと言われるが、契約上の瑕疵であり取り消すことが出来ると言う弁護士の意見もあった。
勝手にリボ払い問題は2017年頃から増え始めている。
ある記事のタイトルは「楽天カード以外もやっているリボ払いへの巧みな“誘導”」であり、更新時に自動設定される、キャンペーンを申し込むとリボ払いに設定されるなど、様々な罠があるという。
別のサイトには「楽天カードのリボ払いだけは絶対に利用してはダメです。」「楽天カードのリボ払いは危険」「楽天カードのリボ払いは絶対に利用してはいけない」と書かれている。
その理由として大きく3点が挙げられていた。
・高い手数料を支払うことになる
・いつまでたっても返済できない
・他の返済方法に変更できない
いつまで経っても返済出来ないのは金利と手数料が高いからで、これは楽天カードに限らずではある。
楽天カードはデフォルト設定されている毎月の支払額が小さいので、金利が積み上がりやすいのは事実だ。
金利自体は法定上限に設定されている。
返済方法に関しては、一括返済が可能だと思う。
ただ楽天カード側としては一括返済はされたくないわけで、手続きが面倒だったり手数料がかかるかも知れない。
住宅ローンでも一括返済をしようとすると、結構高額な手数料を取られたりする。
数百万円の返済ならまだしも、数十万円の繰り上げ返済だと手数料の割合が馬鹿に出来ない。
これと同じように一括返済手数料が高額な場合は、リボ払いをやめにくい状況になる。
低金利の世の中にあって、年利15%を取れるのは相当オイシイ商売だ。
なのでクレジットカード会社は、一人でも多くの加入者にリボ払いを使わせたい。
「リボ払い」自体のイメージが悪いので、「メルペイスマート払い」、「ミニマム・ペイメント」、「ペイフレックス」、「支払い名人」など名称を変えたカードも増えている。

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