金配りアカウント

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Twitterには沢山の金配りアカウントがある。
儲かりすぎたからカネを配るとか、病気で死にそうだからカネを配るとかと書かれている。
資産数千億円と書かれているものが多く、まあ数兆円なんて書くと現実味がないからだろう。

病気で死にそうだからカネを配るよと書かれたアカウント、振り込みやPayPayで40万円配るそうだ。
ちなみにPayPayは送金限度額は10万円だったと思う。
このあたりの設定が雑なんだよなぁ。

この余命○年というのは都合が良くて、一定数の口座が集まったらアカウントを閉鎖する(死んだ事にする)。
ちなみにこのアカウントは弟を設定しているので、その後の詐欺事案は弟が代わりに連絡を取ったという流れが可能だ。
この人は複数のアカウントを持っていて、1年以上前には別アカウントでの存在が確認されている。
Twitterをやっているとみんなすい臓癌になってしまうのかも知れないが、皆長生きされていて良い事である。

過去には土地を売った現金が邪魔だから配るよとも書かれているが、億単位の金を現金で渡す例などない。
納税証明を出さない所が何ともなのだが、逆にこうした詐欺系に食いつく人は何も疑問に感じない。
こうしたアカウントは、フォロワーを集めてアカウントを売る目的もある。
これはまあ害が少ないのだが、最近増えているのが特殊詐欺に口座が利用される例だ。

現金が当選しましたよ、振り込みますから口座番号を教えてねと金配りアカウントからDMがくる。
金が貰えると言う事で口座番号を教えると、本当に金が振り込まれる。
やった〜っ!ラッキー!と金を受け取った人は喜ぶ。

しばらくすると謎の入金がある。
金配りアカウントから、間違って振り込んでしまったからお金を返してね、お礼はするよと連絡がある。
一度金を貰っているから金配りアカウントを信用しているので、金を貰った人は返しに行く。

こうして特殊詐欺に加担した事になり、犯罪に巻き込まれていくという流れだ。
一時期携帯電話の名義売りが流行ったように、何も考えずに金に飛びつく人が多い。
金配りに食いつく人は"騙されやすい人"としてリストアップされる。
騙されやすいので、上手い事を言って詐欺商売のネタにする事も簡単だ。
そして多くの(この手の)人が、騙されている事にすら気がつかないという、ウルトラハッピーな人たちなのである。

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