電力需要

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ワイドショーは電力需要逼迫により照明を暗くしていますみたいな事を言っていたとか。
こんな記事もあるが、ちょっと無理矢理感がある。
液晶テレビで200W以上消費するのは、かなり大型のものを最大輝度で使った場合だ。

図は上が昨日のものである。
これを見ると太陽光発電電力は12.79GWとなっている。
総発電電力は54.55GWだ。

本日のでんき予報を見ると、太陽光発電電力は昨日より多い13.48GWとなっている。
総発電電力は53.83GWと昨日よりも少ない。
フルパワーで発電すればもう少し余力が出来るのだが、政治的な都合でもあるのかな。

6月23日は雨や曇りの地域が多かったわけで、総発電量は47.2GWとなっている。
もしも6月26日並みの日射があったとして、太陽光発電電力の8割を加えると57.4GWになる。
6月23日は需要も少なかったので、発電能力の全てを出し切っていたわけではないのかも知れないが、今ひとつよく分からない。
このでんき予報のグラフは1日分しか表示されないようなので、保存しておかないと比較がしにくい。
電力が足りないよとは言うのだが、最大発電能力がどのくらいなのだろう。

原発を稼働させるのは良いと思うのだが、管理体制は見直す必要がある。
日本航空は飛行機は海に不時着させてはいけないとパイロットに通達していたのだとか。
海上に落としてしまうと(乗員が無事だったとしても)航空機が使えなくなる。
空港に不時着させれば(多少破損したとしても)航空機は使える。
海に落としてしまうのなら、最寄りの空港まで持ってこいという事だ。
空港にたどり着けずに墜落したとしても、それは海に不時着したのと同じという事だ。

福島原発事故の時の話でも、原発の再稼働を前提として話が進んでいる。
冷却速度が速いと原発の劣化が進むので再稼働に費用がかかるとか、海水を入れると原子炉が再使用出来なくなるとか。
冷却バルブの手動制御を行わなければ、メルトダウンまでは時間が稼げた。

東京電力の幹部が現場にいたとしても、同じような指示を出すのだろうか。
周辺の線量が上がって俺は死んでも良いから、原発の廃炉化は許さないと言えるのだろうか。

現在の電力会社の体制のまま原発を稼働させるなら、事故の際に不適切な指示を行った幹部には刑事責任を取らせるくらいの法整備が必要だ。
原発の安全管理体制だとか津波からの保護の工事などが進んでいるが、ハードウエアとしての安全性と共に管理上の体制も見直さなければ何をやっても同じだ。

昨日昼頃の電源周波数と電圧はTwitterに載せたが、周波数は周波数カウンタの読み値で49.6473767Hzだった。
基準発振器はオーブンで、GPS校正してあるのでそこそこ正確なはずである。
周波数は若干低い程度だが、電圧は94.9357Vと明らかに低かった。
需要増によるドロップもあると思うので、一概にコンセントの電圧で云々は出来ない。
なお夜間には99V程度になっていた。

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