それはホビー用途のpHセンサもだ。
横浜時代でも工業用のpHセンサならば安定性などは高かったが、ホビー用はどうにも酷いものが多かった。
校正してもすぐにずれてしまうとか、海水につけっぱなしにしておくと壊れてしまうとか。
今売られているものの多くは、当時の工業用センサ並みに使えるようになった。
従来のホビー用センサは米国製が多かったが、今は中華だ。
もはや低価格センサの世界では、中国は米国を凌いでいる。
そんなpHセンサもやがてダメになる。
感度自体が悪化したり、リニアリティが悪くなる。
感度に関してはガラス電極を洗浄したり磨いたりすると直る場合が多い。
軽微な汚れは強酸で洗う事で、それでも取れなければ研磨剤で磨く。
電極の中にはKClが入っているが、これは交換が出来ない。
KClが減ったら電極ごと交換する。
電極の寿命は2〜3年と言われている。
私はHORIBAのpHメータを使っていて、これはpH4/7/9で校正する。
pH電極のゲインやリニアリティが悪化してくると、校正時にエラーが出る。
電極を綺麗に掃除して再度校正してみるのも手なのだが、かなりの時間使ったので今回は交換した。
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