まずドコモ契約のスマートフォンが鳴動し、次にSIMの入っていない(非契約SIMが入っている)iPhoneが鳴った。
非契約でも緊急速報が受かるのか。
スクリーンショットは伊豆市のものだが、もう一通(2/2)静岡県発表のものも来ている。
SIMの入っていないiPhoneには来たが、povo2.0のXperia Z4には来なかった。
これってダメなんじゃないの?
と思っていると、楽天モバイルのSIMの入ったGALAXYにも緊急速報が来た。
Xperia1 IIIに通知が来てから40秒くらい後だった。
これとほぼ同時に伊豆市から津波情報メールが来た。
メールの送信時間は気象庁の発表から45秒遅れだった。
楽天モバイルが何故遅いのかだが、仮想化サーバの負荷が上がるためかも知れない。
ドコモは約4秒で通知が出来るそうで、ETWSといえども処理時間はかかる。
それでも従来の平均9秒よりは高速化が出来たと言っている。
楽天モバイルの使う仮想化システムの場合は、サーバ側で全ての基地局の面倒を見なければいけない。
従って一斉通報などでは処理が重なる。
勿論メールの送信のように一々バラバラの処理が走るわけではないが、低レイヤに於ける処理は一斉に起きる。
低遅延が売りの5Gだと通知が速いのかと言えばそうではなく、無線区間云々よりずっと長い処理時間が必要だ。
年末のアップデートで修正されたのか、楽天モバイルの緊急通報は伊豆市のものが来るようになった。
これまでは伊東市のものが来ていた。
しかし修正は未だ完全ではないようで、東京都に住んでいる人に千葉の津波情報が来た、関係の無い地域の速報が来たとのTweetがいくつかある。
おそらくこうした場所では非着信問題が解決していないのだろう。
で、なんでpovoには緊急速報が来なかったのだろう?
調べてみると、auの場合はau災害対策アプリがないと緊急速報は受信出来ないようなのだ。
(2019年秋冬モデル以降はAndroid標準機能を使うようになった)
そこでau災害対策アプリを設定しようとするのだが、ネットワークエラー(au網に接続されていない)となってしまう。
au災害対策アプリが古い(Ver.6.00.74)のかなと思いアップデート(Ver.107.00.15)しようとすると、auマーケットアプリからでないと出来ないよとなる。
auマーケットアプリからアップデートしようとすると、auIDを設定しろと言われる。
しかしau IDを設定しようとすると、au発行の電話番号ではないよと弾かれてしまう。
auのページには以下が書かれている。
ーー
auの新料金プランpovoへプラン変更された方はau IDでのログインがご利用いただけなくなります。 それに伴い、au IDを使う機能につきましてもご利用いただけなくなります。
−−
つまりau災害対策アプリはauのアプリであり、povoでは使えないとも読み取れる。
auに問い合わせてみようとするも、適切な項目がない。
仕方がないので「姓名を変えたい」にしておいた。
返事は来るだろうか??
auのページはドコモ以上に広告満載で見にくい。
全画面を覆ったり、×を押さないと情報が見えなかったり、騙し的リンクも有る。
「ダウンロードはアプリからが便利です」みたいな広告が出て、そのアプリが必要なのかな?と思うも、アプリ名はauPayだったりする。
さすがプッシュ広告配信で叩かれた企業だけの事はある。
povoと緊急速報に関して調べてみると、通知が来なかったという人、通知が来たが設定変更が効かなかったという人がいる。
何が違うのかはよく分からない。
スマートフォンが古いとダメかと言えばそうでもないようで、Pixel6でもiPhone13でもダメだったという書き込みもあった。
緊急速報自体に関しては神奈川県が話題になった。
今朝方までに10通から20通(のべ626通)の緊急速報を送ったため、多くの人は通知をOFFにした。
知事は繰り返し注意を喚起すると言ったそうだが、逆効果も良い所である。
楽天から来るメールを誰も読まなくなるのと同じだ。
ウチは内陸部だから津波は関係ないよと通知を切る。
しかしその間に別の重大災害が起きたらどうするのか。
神奈川県は従来から緊急速報を出したがる傾向で、神奈川県民にとっては緊急速報が緊急事態を示すものではなくなっている。
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