海水水槽:非接触水位センサの調整をしてみた

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非接触水位計の感度調整を行ってみる。
今までは非接触水位センサとサンプ槽の間にポリカーボネイトの薄板を挟む事で感度調整をしていた。
ポリカーボネイト板を挟まないと、ガラスにセンサを付けただけで反応してしまう。
が、内部に感度調整のトリマがある事が分かったので、これで調整してみる事にした。

まずはサンプ槽からセンサを外すのだが、これには苦労した。
シリコンで接着していて、それ自体は良いとしても手が届かない。
サンプ槽と水槽台の狭い隙間に押し込んであるからだ。
これは大型のカッターナイフをサンプ槽とセンサの間に入れるようにして、センサの線を引っ張りながら剥がした。

感度を下げるとポリカーボネイト板を挟まなくても正常動作するようになり、サンプ槽よりガラス厚のある水槽でも水位検出が出来る事が分かった。
感度を調整した後で再度サンプ槽に付けるのだが、従来付けていた位置よりも上の方にした。
薄くシリコンを塗って接着するが、後方はスポンジで押さえている。
感度調整にクリチカルな所はなく、調整自体は難しくはない。

水位調整自体はフロートスイッチが行っているので、非接触水位センサはフロートスイッチが動かなかった時の安全用だ。
水位を上げて行くと、非接触水位センサの半分くらいまで水位が来ると反応した。
なお通常の水位は写真より5cm位低い。

これによってフロートセンサを2つ使って信頼性を上げる必要が無くなった。
フロートセンサとRO/DI水制御リレーの間にはコネクタを付けている(RO/DI水を出しっぱなしにしたい場合は、コネクタを引っこ抜けば良い)が、非接触水位センサは制御リレー側に付けたのでコネクタの接触不良もカバー出来る。

役に立たないと思っていた非接触水位センサだが、感度調整が出来る事で役立つものになった。
水位の異常上昇アラームの非接触水位センサも感度調整をし、警報の信頼性を上げた。

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