まさか吸着剤が飽和したわけではないだろうから、水槽内に入るリン酸が多いと言う事になる。
フォックスフェイスが餌をよく食べるので、それに応じて餌の量を増やしているのは事実だが今ひとつ納得出来ない。
外気温が下がるとRO/DI水のリン酸塩濃度が上がる。
この時期蒸発が多いので必然的にRO/DI水の補充も増えるわけで、RO/DI水のリン酸塩濃度も測ってみた。
RO/DI水のリン酸塩値は0.083ppmと上がっていた。
通水時間は43時間ほどなので、通水量は推定500リットルくらいだ。
イオン交換樹脂を交換しておこう。
RO/DI水のリン酸塩濃度が0.083ppmでも、水槽水の容量に対する注水量からすると無視出来る程度ではあるが、イオン交換樹脂は取り替える事にした。
電気伝導率は4μS/cmだった。
水酸化カルシウムを溶かしたカルクワッサーのリン酸塩値はどうなのだろう。
リン酸カルシウムとして沈殿して下がるのか?水酸化カルシウムに含まれるリン酸が溶けて上がるのか?
試しに測ってみた。
水酸化カルシウムの上澄み液は少し透明度が悪いのだが、リン酸用の試薬を入れると透明度が増す。
これによって光度計は、キャリブレーション時よりも計測時の方が透過率が高いよとエラーになってしまった。
イオン交換樹脂は再生品を買ってある。
これをカートリッジに詰めて入れ替えるだけだ。
カートリッジは2本あるので、付け替えた後で古い方を掃除する。
横浜時代にはアニオン・カチオン別々のものを使っていたので、再生して再使用していた。
今はミックスタイプを使っているので再生はしていない。
再生出来ないわけではないのだが、手間がかかる。
アニオン樹脂とカチオン樹脂の比重の違いで分離して再生し、それを又混ぜれば良いのだが面倒なのだ。
なので使い終わった樹脂はプラスチックゴミとして廃棄する。
イオン交換樹脂を取り替え、積算時間計をリセットして作業は終了である。
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