海水水槽:エーハイムリン酸除去剤実験開始

3.jpg
エーハイムのリン酸除去剤を使ってみる事にした。
パッケージにはリン酸塩吸着濾材と書かれている。
鉄系吸着剤はアルミナのものよりも使いにくい。
PO4X4は鉄系吸着剤を樹脂コートしたもので、粉が出にくい点は良かったが何しろ粒径が小さいので通水性が悪い。
バイオペレットリアクタに入れて使ってみたのだが、水に舞ってしまって中々難しかった。
専用のリアクタが必要だろう。

エーハイムのリン酸除去剤は袋に小分けにされている。
65g入りの一袋が水量50リットル用となっていて、効果は3ヶ月持続するとある。
リン酸塩値が高い場合は1ヶ月で交換しろとあるのだが、どの位を"高い"と言うのかは書かれていない。

粒状的にはビスケットを細かく砕いた風であり、粒径は2mm〜3mm位だ。
砕けやすく、砕けると粉状になる。
流動リアクタで使うのが望ましいのだが、バイオペレット用リアクタだと(パイプを下の方に延長しないと)下に吸着剤が溜まってしまう。
吸着剤が動くくらいまで水量を上げると、吸着剤同士がぶつかるのでやがて粉々になる。
なのでパイプが延長出来ない場合は、下にスポンジなどを敷くようにして嵩上げした方が良い。
上部もスポンジで抑えないと、PO4X4などは舞ってしまって排水と一緒に流れてしまう。
かといって外部フィルタ的にメディアが動かない状態だと、通水性が確保出来なくなる。

エーハイムの鉄系吸着剤も使ってみようとは思ったのだが、通水性を確保する仕組みを考えるのが面倒で放ってあった。
しかしEHEIM2224(外部フィルタ)を吸着剤用として使い始めたので、これの中に入れてみる事にした。
エーハイムも外部フィルタに入れろと言っている。

これまではEHEIM2224にアルミナ系吸着剤を入れていたが、これを全て出して代わりにエーハイムのリン酸除去剤を入れた。
アルミナ吸着剤は先日再生したばかりなのだが、使い始めてそろそろ1年なので交換しても良いかな。
再度アルミナ系吸着剤に戻す時には、新しいものを使おう。

写真はEHEIM2224のコンテナに、エーハイム リン酸除去剤を3袋入れたものだ。
分量的にはこの3倍くらいは入れる事が出来る。
今回は6袋入れるのだが、コンテナ2つに分けて入れた。
多少でも通水性が良くなるように。

リン酸除去剤にはネットが付属している。
ストッキングより目が粗いが、網戸よりは目が細かい程度のものだ。
容量的には、このネットの中に6袋分を入れる事が出来る。
せっかくネットがあるので、残りの3袋はネットに入れてEHEIM2224のコンテナに乗せた。

最初に水に通して細かな粉を落とすのだが、結構粉が出る。
粉は鉄さびみたいな、水につけると黒っぽく見えて砂鉄の軽いもののような感じである。
PO4X4は樹脂コートされているので粉は出なかった。

エーハイムのリン酸除去剤はケイ酸も吸着すると書かれている。
鉄系吸着剤の多くは程度の差こそあれ、どれでもケイ酸を吸着する。

にほんブログ村 観賞魚ブログへ
にほんブログ村

この記事へのコメント