回答:酢酸を添加しましょう。
この手の質問コーナーに多いへっぽこ回答である。
どうやらこの方、酢酸がお好きなようだ。
他の回答でも理由は良く知らないけれど酢酸を入れるべきだと書いている。
濃度によっては酢酸カルシウムとリン酸で→リン酸カルシウム+酢酸になるかも知れない。
リン酸とカルシウムの方が結合しやすい状況で、酢酸は余り意味が無い。
リン酸カルシウムはカルクワッサ添加でも生成される。
酢酸添加は血液透析前に酢酸カルシウム(薬)を投与して、リン酸塩を減らすと言う所から来ているのかな。
回答者が透析を受けているとかで。
リン酸の除去に炭酸カルシウムや酢酸カルシウムが使われるが、時に高カルシウム血症になるとある。
質問者が回答者に何の酢を使っているのかと聞いているが、回答者は答えていない。
或いはVSVメソッド(ウォッカ・シュガー・ビネガー)を勘違いしているのか。
自分ではやってみていないけれど、他人には勧めちゃうみたいな、ありがちな回答かな。
私が回答するとすれば、エーハイムの方を勧める。
両方とも鉄系のリン酸吸着剤だが、ローワフォスは粒径が少し小さいので流動リアクタなどに入れないと通水性が確保出来ない。
エーハイムのものはローワフォスより少し大きな塊なので、付属のネットに入れてそのままサンプ槽に入れる事が出来る。
現状で1ppmのリン酸塩濃度だと書かれているので、換水などで下げてから吸着剤を使った方が安全だ。
アルミナ系の吸着剤は比較的穏やかにリン酸塩値が下がるが、鉄系のもので水槽水のリン酸塩値が高い場合は、数時間で0.5ppm位下がってしまう。
そもそも何故1ppmあるのか、何故0.05ppmに下げたいのかも不明だ。
換水などをしていても1ppmあるのなら、魚が沢山入っているなどだと思う。
その状態では、吸着剤を使ったとしても0.05ppmまで下げるのは結構大変だ。
EHEIMの鉄系リン酸吸着剤は持っているのだが、鉄系吸着剤自体に余りメリットを感じなかった事、リアクタの都合もあり使っていなかった。
最初にPO4X4(鉄系吸着剤に樹脂コートを施したもの)を使い始めたの時は海藻が枯れた。
次に使ってみた時にはリン酸塩濃度が余り下がらず、更に鉄系吸着剤が吸着したリン酸塩を放出する事が分かった。
エーハイムの吸着剤、実験ついでにやってみようかなぁ。
海藻が枯れた位なので、トロロ藻も枯れてくれないかな。
鉄系吸着剤は水酸化ナトリウムで再生が可能なのだが、水酸化ナトリウムのコストを考えると微妙な感じだ。
工業用の(試薬ではないという意味)水酸化ナトリウムなど、安価なものであれば良いのかも知れない。
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