別荘地に住む人々(2)

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ここに引っ越してきて4年目になる。
田舎なので買い物は多少不便ではあるが、食料品など生活必需品に困る事はない。
一部の道路を除いて渋滞もないので、渋滞に対する耐性は極度に低下した。
鳥のさえずりは聞こえるが生活騒音は皆無であり、山を歩く鹿の足音も聞こえる。

温暖な伊豆半島ではあるが、山の上なので冬は寒い。
この冬も何度か氷点下まで気温が下がった。
その代わり夏は涼しく、エアコンの使用頻度は余り高くはない。
気候は安定していて雷雨は余りないが、台風の通り道になる事が多いので大雨は降る。

ここに引っ越してきて毎年のように大雨が降る。
数日で500mm以上の雨量に達するのだが、この辺りでは山肌を水が流れる事は無い。
もう少し下の方に行くと山を下る水が川を作っているところもあるのだが、ここは山の上の方なので流れてくる水は多くはない。
側溝が溢れるような大雨でも、山の斜面に水は流れない。
無限に水が染み込んでいくのではないかと思えるほどだ。
その染み込んだ水が地下水となって下の方からわきだし、川の水量を増加させるまでには少しタイムラグがある。

横浜に住んでいたら木を切り倒すなんて経験はしなかったんだろうなと思う。
管理側から、適当に切っても良いですよと言われたのでどんどん切っている。
木を切るのが楽しいわけではないが、幹の太さが50cmもある木が倒れる時は迫力だ。

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