デミオのギアは離れすぎなのか?

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デミオのギア比はワイドすぎるという記事があった。
それに対して、乗り方を知らないだけだとの反論もあった。
デミオは既にモデルを終えている。
リーズナブルな価格のコンパクトカーで、マツダディーゼル攻勢の始まりにもなった車だ。
ギアレシオが云々というのは、マニュアルトランスミッションモデルがそこそこ売れたかららしい。

ディーゼルは燃費が良いからお得だという意見も多い。
ただし車両価格差を燃費で取り返すには、15万キロくらいは乗らなければならない。
今時ガソリン車の燃費も向上しているので、ハイブリッド車同様に燃費という点だけで考えると難しいものがある。
マツダの低圧縮比ディーゼルは比較的静かではあるが、車外の騒音はそこそこだ。
ディーゼルトラックほどうるさくはないが、猫が喉を鳴らしているようだと表現するのは誇大である。

そんなディーゼルデミオのギア比はどうなのか。
エンジントルクとしては1400回転から3200回転でほぼ最大トルクを発揮する。
1400回転以下でのトルクは細く、3200回転以上ではトルクは落ちてくる。
2000回転以上で回っていればターボラグも常識的、それ以下では少しダルいと評される。
ピークパワーは4000回転くらいだ。
1→2速のギア比が1.956倍なので、1速で3500回転まで回してシフトすると2速は1800回転位になる。
2速→4速が2.14倍なので、3500回転まで回しながらシフトするなら1→2→4で行ける。
ピークパワー回転数が6000回転のガソリン車で例えるなら、1速で5300回転まで回しシフトする感じだ。

2速以降のギア比を考えると、1速と2速はもっと近づいていても良い気はする。
ただしシフトが忙しくなってしまう。
ディーゼルエンジンはパワーバンドが狭いので、この辺りは致し方ない。
むしろMTで乗る事自体がディーゼルに最適とは言えず、ATに任せておいた方が気楽で快適だ。

ギア比は離れているけれど、これ以上詰めるとシフトが忙しくなる。
と言うところだ。

1速でレブリミットまで回して約38km/h、6速で100km/hのエンジン回転数は1500回転を少し超える程度だ。

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