切り倒した、細めのヒノキの幹を輪切りにした。
ヒノキの皮は簡単に剥がす事が出来る。
高圧洗浄機でブシューっとやっても剥がれるし、ノミで突いても剥がれる。
輪切りにすると大抵の木は乾燥で割れてしまう。
中心部と周辺部の収縮度合い(乾燥の速度)が異なるからか、ヒビが入る。
内部が過度に乾燥しないように、ニスや樹脂を塗っておくと割れにくくなる。
もっと割れにくくするには木を水につけておく事だ。
乾燥によって割れるので、乾燥しなければ割れない。
しかし水につけたままでは木材を使う事が出来ない。
そこである程度の時間水につけた後で、水から引き上げて乾燥させる。
この時には芯に近い部分も外側も均一に乾いていくそうで、収縮率の違いがおきにくいのでひび割れしない。
丸太のままだと何年も水につける必要があるが、輪切りの場合は1ヶ月くらい水につけておけば大丈夫だ。
木を水に浸けておくと浸透圧などによって、樹液と水が徐々に入れ替わる。
こうすると木を水から引き上げたときに、内部の水分が均一に抜けやすくなり、乾きも早く割れにくい。
この輪切りは浴槽にも入れている。
最初は浮いているが、2〜3週間すると水が浸透するのか沈んでしまう。
ヒノキの香りの風呂というわけだ。
切ったばかりのヒノキは樹液が多く出る。
風呂に入れると風呂の水が多少黄色っぽくなる。
樹液は水には溶けない(松ヤニみたいなもの)、ベタベタした感じのものだ。
木を切ってしばらく放置するとか、水にしばらく浸けておいてから風呂に浮かべるのが良い。
ヒノキの輪切りや切れっ端は、ヤフオクなどでも入手できる。
ヒノキ自体の価格など無いようなものだが送料がかかる。

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安芸区の飛び丸