この時期草の接触がなければ20kV近くを示すはずだし、LEDレベルメータの柵電圧チェッカーはフルスケールを示している。
しかしDPMで見る電圧は5kV〜10kVあたりを示す。
と言うことで電圧計をチェックしてみることにした。
まずは電気柵用電源の近くに設置してある、電気柵用電圧計を外す。
高圧側はHID用のコネクタを付けてあるので簡単に外すことが出来る。
と、線がポロッと取れた。
いや、線ではなく抵抗が取れた。
分圧用に使っている1MΩ×10本の抵抗が取れてバラバラだ。
1MΩの抵抗10本を直列に接続し、ビニールチューブに入れていた。
チューブは固くなり、内部は黄色く変色している。
抵抗の半田付け部分はボロボロになっていて、抵抗自体にも傷みが見られる。
おそらく内部で無声放電が起きてオゾンが発生し、チューブを硬化させたのだろう。
オゾン濃度が高まって半田付け部分も腐食したのか。
まあ、定格外の使い方をしているのだから仕方がない。
これは寿命だと諦め、分圧器を作り直す。
今度はビニールチューブを使わず、熱収縮チューブをかぶせた。
熱収縮チューブの方が抵抗に密着するので、空気の出入りが少ないだろう。
抵抗同士も線をねじってから半田付けした。
抵抗をガラス管にでも入れて、内部を不活性ガスで満たせば良い。
と言ってもゴム栓などから空気は入ってきてしまうのだろうけれど。
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この記事へのコメント
Realist
F&F
高圧とは難しいものだと実感しました。