5Gと消費電力

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iPhoneには高速通信の必要がない場合など、4G接続を行う仕組みが搭載されている。
広帯域高速通信を行うためにはそれなりのエネルギが必要だ。
ロジック部に関しては微細配線化などもあって消費電力は抑えられる傾向ではあるが、広帯域の信号を取り込むのだから電力は消費する。
無線部に関しても周波数が高いので、特に送信部などは電力利用効率が中々上げられない。
高周波増幅部はリニアアンプであり、ロジックのように飽和領域でトランジスタが動作しているわけではない。
周波数が上がれば増幅度も低下し、アンプの段数も増える。
国内メーカにおいても、5G接続時の消費電力増大に対応するために、バッテリ容量を増やす必要があると言っているところもある。
幸いにしてと言うか何というか国内での5Gエリアは極めて限定的であり、バッテリコンサンプションに大きな影響はないと言われるのは皮肉である。
auとソフトバンクは4G用の周波数帯を5Gに転用してエリアを稼ぐ予定だが、この場合信号としては5Gであっても帯域は4Gなので、少なくとも無線部の消費電力は余り増えない。
ただし伝送速度は4G並である。

ドコモは5G専用波を使おうとしている。
4Gの周波数帯の利用では5Gのメリットが出せず、4Gも5Gも変わらないではないかと言われることを心配している。
実際ユーザレベルで何が違うかと言えば通信速度くらいしか実感は出来ないはずで、その速度が出ないのでは"5G代"を取りにくいというわけだ。
4Gに於いてもドコモは最高1.7Gbpsを誇るわけだが、実効速度の中央値は237Mbps、最高でも430Mbpsなのだ。
ちなみにauの中央値は123Mbps、ソフトバンクは140Mbpsとなっている。

ドコモの5Gは理論最大速度が4.1Gbpsなので、4Gの最高速度の2.4倍になる。
(現実的には難しそうだけれど)比例的に速度が上がるとすると中央値で570Mbpsとなり、4Gの最高値を超える。
でもこの速度差のためにエクストラチャージを払おうと、どの程度の人が思うのだろうか。
だったら4Gのままマイクロセル化を進めて、実効速度を上げてよと思う人だっているはずだ。

ちなみに、この地では20Mbps〜40Mbps程度である。
エリアマップによれば37.5Mbps〜225Mbpsのエリアとなる。
CA対応機種だと800MHz帯+2GHz帯の組み合わせで最大225Mbpsになる。

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